ケアについて

人は生きてきた過程でたくさんのつながりを紡いでいるものです。
しかし加齢とともに人とのつながりが途切れたり、見失ったりということが起きてきます。
認知症の症状がある人も同じです。日常の生活のなかに「つながり」が生まれるケアがあれば、症状が緩和されたり安心が得られたりするのです。
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機能訓練
使わないでいると身体の機能は自然と低下してしまいます。人が健康に暮らしていくためには、心身の機能を維持することが大切です。歩けなくなったら、寝たきりになったら、介護はとても厳しいものになってしまいます。ケアサロンさくらでは専属の機能訓練士が心身の状態を見ながら、生活の様々な場面でのリハビリにも力を入れています。
食事

食事は手作りの昼食です。利用者さんと一緒に買い物に行って一緒に調理をします。メニューには馴染みのおかずを揃えるようにしています。タンパク質のしっかり摂れる定食屋さんの定番メニューのような食事です。
作品作り

段ボールを使って桜の幹や枝を作る。みんなで桜の花や葉をたくさん作って一本の木をつくる。一枚一枚、花びらをていねいに重ねていって完成へ。一人一人の出来ることやわかることをしっかり把握しているからそんなことができるのです。
家族ケア

認知症ケアで忘れてはいけないのが、本人のケアと同時に家族への支援を忘れないこと。専門の資格を持つ相談員がケアの疑問質問にお答えします。職員の研修制度も充実させています。
地域とのつながり

ケアサロンさくらのある商店街のお店には“認知症の人にやさしいお店です”と書かれたステッカーが貼られています。開設当初には商店街の店主さんたちが集まって、
認知症サポーター養成講座を受講してくれました。
環境

ケアサロンさくらは商店街の通りに面しています。ときおり買い物に来た人たちとの静かな交流があります。ケアサロンさくらは地域のいろいろな人や場所とつながっています。それが安心感を育んでくれます。